共有フォルダ一括同期ツールを利用すると、共有フォルダからWindows PCのローカルフォルダに配信ファイルを簡単に同期(コピー)できます。
共有フォルダ一括同期ツールの設定方法・実行方法を説明します。
ソフトウェアによっては、共有フォルダのファイルの使用が推奨されず、PCのローカルフォルダのファイルの使用が推奨される場合があります。
このような場合に、共有フォルダ一括同期ツールを利用して、共有フォルダからPCのローカルフォルダに配信ファイルを同期して使用します。
共有フォルダのファイルの使用で問題が無ければ、共有フォルダ一括同期ツールを利用する必要はありません。
共有フォルダ一括同期ツールのzipファイル をPCにダウンロードします。
(ファイルはウイルス検査済みです。セキュリティソフトの誤検知によってファイルをダウンロードできない場合は、一時的にリアルタイム保護を解除してからダウンロード・解凍して下さい。リアルタイム保護の解除方法については、セキュリティソフトのマニュアルをご参照下さい。)
ダウンロードしたzipファイルを右クリックして、表示されたメニューから「すべて展開」をクリックして解凍します。
(Windows環境では、zipファイルを解凍しなくても中のファイルを参照できるため、解凍されているように誤解してしまうことがあります。zipファイルが解凍されていない場合は、以降の手順が正常に完了しないので、ご注意下さい。)
解凍したフォルダの中に「sync-csvex-smb.vbs」ファイルが存在することを確認します。
このスクリプトファイルが共有フォルダ一括同期ツールです。スクリプトファイルを任意のフォルダに配置します。
テキストエディタ(メモ帳等)を起動して、スクリプトファイルをドラッグしてファイルを開き、次の項目を設定します。
' SMB共有フォルダのネットワークドライブのドライブ文字(設定可能)
Drive = "Z:"
' 同期先のローカルフォルダ(設定可能)
MyDoc = objShell.SpecialFolders("mydocuments")
DestFolder = MyDoc & "\CSVEX-Local"
設定の完了後、スクリプトファイルを上書き保存します。
スクリプトファイルをダブルクリックして、共有フォルダ一括同期ツールを実行します。
「開いているファイル - セキュリティの警告」画面が表示された場合は、「開く」をクリックします。
コマンドプロンプト画面が立ち上がり、同期処理の実行状況が表示されます。
(初回の実行時は、同期処理の終了まで10~20分掛かります。)
同期処理が終了すると、「SMB共有フォルダからローカルフォルダへの同期処理が終了しました。」というメッセージが表示されます。
「OK」をクリックして、メッセージボックスを閉じます。
次回以降の実行時は、差分ファイルのみが同期の対象となり、短時間で同期処理が終了します。
(ローカルフォルダの移動やファイル名の変更を行うと、再度同期の対象となり、同じファイルが重複して保存されるので、ご注意下さい。)
エクスプローラーで同期先のローカルフォルダを開いて、同期された配信ファイルをご利用下さい。
次の画面イメージは、株価四本値データ(tosho-stock-ohlc)のフォルダを開いた際のサンプル画面です。(2024年4月時点)
SMB共有フォルダからPCのローカルフォルダに同期する対象をフォルダ単位で設定できます。
テキストエディタ(メモ帳等)を起動して、スクリプトファイルをドラッグしてファイルを開き、次の項目を設定します。
' 対象外フォルダ:japan-all-stock-prices(株価一覧表)
' ExcludedFolders = ExcludedFolders & " /XD " & "japan-all-stock-prices"
' 対象外フォルダ:code(個別銘柄 時系列データ)
ExcludedFolders = ExcludedFolders & " /XD " & "code"
設定の完了後、スクリプトファイルを上書き保存します。